霞ケ浦観光帆引き船!
更新 : 2025/7/31 21:55
こんにちは!
アパホテル<水戸駅前>の坂本です
今年も霞ヶ浦を舞台に、観光帆引き船が操業されます。
明治から昭和にかけて霞ヶ浦の漁に使われていた帆引き船を、現在にも受け継ぎ愛され続ける、夏から秋にかけての風物詩です。
霞ヶ浦は、琵琶湖に次いで日本で2番目に広い面積を持つ湖です。
その流域面積は茨城県全体の3分の1以上を占めています。
豊かな自然に恵まれた環境は、多くの種類の魚や水生植物を育み、釣りスポットとしても全国から多くの人が訪れ、また冬には多くの渡り鳥が飛来します。
霞ヶ浦を周回するサイクリングコースも人気で、霞ヶ浦はまさに茨城県を代表する場所のひとつです。
そんな霞ヶ浦の夏から秋にかけての風物詩として受け継がれているのが、観光帆引き船です。
もともとは観光用ではなく、帆引き船を使った網漁法として考案されました。凧の原理を応用し、巨大な帆を張り、風の力を受けて船を横流しすることで水中の網を引く漁法で、シラウオやワカサギの漁に使われました。
漁法としては昭和40年代前半にトロール船へと変わっていきましたが、昭和46年に観光帆引き船として復活し、現在も霞ヶ浦に面する行方市、土浦市、かすみがうら市の3市で夏から秋にかけて操業されています。
平成30年には「霞ヶ浦の帆引き網漁の技術」が国選択無形民俗文化財に選定されました。