宿番号:356605
「立山あおぐ特等席」
更新 : 2009/3/11 21:02
「日本百名山」と言えば深田久弥氏です、
長い間に培った登山経験と幅広い知性に裏付けされた、
”百の山”のチョイスには依存など無いのですが。
本日は別の百山で紹介された山の話題です。
山岳写真家の川口邦雄氏の著書「日本の山100」の中で、
他に紹介された1000m級の名山の中で異色の
標高100mに満たない丘陵、富山県にある「呉羽山」です、
立山連峰と富山平野をはさんで相対してつながり、
そこからは富山湾から能登半島まで望む事が出来る
眺望の素晴らしさから選ばれたと思われます。
また、司馬遼太郎氏は夕闇せまる呉羽山で立山の見えない事を嘆き
「立山讃嘆」の歌文をしたためたとの事。
そこで、昨日はカミナリ混じりの春の嵐の中 プチ散策、
桜の時期の人出の多さを伺わせる、
ソメイヨシノの古木が沿道沿いに並んでました、
山頂近くの展望台にブロンズの像が立っていたので撮影、
左手に白鷹をのせ右手でアルプスの方向を指差している
佐伯有頼(さえきありより)は、飛鳥時代の越中の国司、
佐伯宿禰有若の息子。霊示を受け霊峰”立山”を開山したとされる方で
す。
残念な天気で立山連峰は望めませんでしたが、
桜・新緑・紅葉と楽しめるこの地までは、
当館より1時間30分ほどです。
奥飛騨の深い谷間に暮らしておりますと、
このような場所にはテンションが上がってしまいます、
桜の時期にでも 訪れる事が出来ましたら
是非、このページにてご紹介致します。