皆既日食と薩摩の天文学展
２００９．７.１（水） 〜 ８.３１（月）
　　　　　　
今夏、鹿児島で今世紀最大の皆既日食が見られます。
太陽がかげり、日中にもかかわらず周囲が暗くなる皆既日食は、
理由を知らない人々にとっては時に不安を煽り歴史にも絡んできました。
一方、人類による皆既日食観測の歴史は古く、紀元前600年頃まで
さかのぼることができます。

人々は常に天に想いを馳せ、観測を続け、天文学が発展してきました。
日本における天文学とは暦を作ることが主で、季節の移ろいと時間を
授けることこそ、民を治める者の証でもありました。
江戸時代に入ると、安永8年（1779）、薩摩でも藩主島津重豪（しげひで）に
よって天体の観測施設「明時館（天文館）」が建てられ、
独自の薩摩暦も発行されました。
とはいえ、当時の人々が考えていた天とは、
現在の私たちと同じではありません。
この企画展では、皆既日食を通して人々と天体にまつわる歴史をふりかえりながら、
人々を惹きつけてやまない壮大な天（空）をめぐる現象を紹介します。
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入場料:薩摩伝承館入館料にて観覧いただけます。
一般1500円　大学生1200円 高校生600円 小中学生300円
＊団体:15名以上1割引
＜お問い合わせ先＞
薩摩伝承館
TEL０９９３−２３−０２１１ FAX０９９３−２２−３２４６
鹿児島県指宿市東方１２１３１−４
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