はいさい！
ベッセルホテル石垣島です

今回は、イメージとは裏腹になかなかカワイイ生き物、ヤエヤマオオコウモリをご紹介いたします！

宮古島から西の八重山諸島のほとんどの島に分布していて、羽を広げると６０�p近くなるまさに『大コウモリ』です！

体全体が黒く、首の回りだけ首輪をしているように白っぽい体毛におおわれているクビワオオコウモリの仲間で、人を恐れず、愛嬌があり、夕方には人家に近い低いところを堂々と飛び回っていてなかなかカワイイ動物です♪

小さなコウモリ類と違い超音波を出すようなことはなく、自分の目で有視界飛行をしていて、果実、花蜜、花粉、葉などを食べてる植物食のコウモリ（フルーツバット）で、人間に害を及ぼすようなことはことはありません。

八重山諸島に生息するヤエヤマオオコウモリは、夕方から夜にかけて活動する大型のコウモリです。
そのため、夕方になるとバサバサと音を立てて飛び立っていく姿はなかなか迫力があります!!
夕暮れ時に、電線にぶら下がっている姿を見たり、実のなる木で居場所を争ってキィキィとけんかする声を聞いたり、石垣島ではとても身近な動物です。

ただ10月ごろには昼間に活動しているオオコウモリの姿をよく見かけることがあります。
休息しているはずの時間に活動しているのはなぜかというと、沖縄では毎年訪れる台風に原因がございます。
8月〜10月は実りの季節。ただこれは台風の季節でもあります。
オオコウモリのエサとなる果実は台風で落ちてしまい、葉っぱさえも飛ばされて厳しいエサ不足になります。
そのため、昼間にもエサを求めて飛び回る姿が見られるのです。

ただ、冬の間に餓死してしまうオオコウモリも少なくありません。
厳しい季節を乗り切るために昼も夜も活動するオオコウモリたちをもし見かけたら、温かく見守ってあげて下さい。

今回ご紹介したヤエヤマオオコウモリの他にも石垣島には愉快な動物たちがたくさん暮らしています。みなさまにも素敵な出会いがありますように♪

ではでは...