はいさい！

内地の方ではそろそろ木枯らしの便りが聞こえる時期でしょうか。
まだまだ暖かい沖縄にも、実は木枯らしにあたるような風が吹きます。
それが「ミーニシ」です。ミーニシは漢字で書くと「新（ミー）北風（ニシ）」となります。

ミーニシはカラッと乾燥した空気で、大陸の高気圧由来の風で、太平洋高気圧由来の高温多湿な風と比べてカラッと爽やか〜しているのが特徴です。
寒くはないのですが、湿度が低い分涼しく感じます(*^^*)
でもそこは石垣島。水温はまだまだ高いので、晴れていれば海で泳ぐこともできますし、1年で最も心地よい季節ということもあり、浜辺でゆったりするのもよし。ベンチを置いて釣りするのもよし。
特にこの季節を狙って沖縄を訪れるウィンドサーファーも多くいらっしゃいます。

また、タカ科のサシバという渡り鳥が越冬のために南下し、沖縄にやってきます。
そのため、沖縄の人々は昔から「ミーニシに乗ってサシバがやってきた」と言って秋の訪れを知りました。

以前は、沖縄気象台がミーニシが吹く日や、サシバの南下初見日を発表していましたが、今ではこれらの発表は行われていません。
それでも心地よくさわやかなミーニシは暑かった夏を乗り切り、沖縄に短い秋の到来を教えてくれる風なのです。

みなさんも来島された際には、五感を研ぎ澄ませて季節の変わり目を実感してみてくださいね♪

ではでは......