宿番号:358809
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舘山寺の伝説
更新 : 2010/9/3 23:28
当館にお泊まりになったとき、皆さまのお部屋から見ていただけます景色。
浜名湖の内浦湾でございます。
数分おきに湖上をロープウェイが行き交い、ときおり遊覧船が優雅に航海し、
また気持ちよさそうなジェット船やネッシーボートも戯れています。
この美しい光景を作っている左右の山、左側を館山、右は大草山といいます。
この山に挟まれている海の狭い部分を、地元の者は「喉頸首(のどくび)」
と呼んでおります。
実は浜名湖は非常に広いのに深さはそれほどでもなく、ほとんどの地点で5m未満です。しかしところどころで変に深い地点があり、なかでも浜名湖で最も深いのは舘山寺のこの喉頸首の地点だとのことです。(それでも水深15mぐらいだそうですけど)
この喉頸首の最も深いところに、龍神が住んでいると昔から言われておりました。
言い伝えによれば舘山寺に住んでいる龍は雄龍。そのつれあいの雌龍が景勝地として知られる浜名湖奥部の猪鼻湖付近に住んでいて、恋しさのため雌龍はひんぱんに舘山寺の雄龍のもとに通ってくるといいます。
こののどかな海を見ていると、そんな怖いものが棲んでいるとはとても考えられないですが、海流の関係か、不思議な長い波が湖面を白く細く長く移動していているのは、良く見ることがあります。
潮汐の関係で起こるものでしょう。
でも一度、ロープウェイに乗って湖を撮っていたお客様から、「なにかおおきなものがいたよ」と移動する白い波を上から撮った動画を、見せていただいたことがありました。
確かに、優雅に動く長い何かに見えたです。
この景色の下には、今でも本当に長い龍がいらっしゃるのかもしれません。
ただの大きなウナギかもしれませんけどね。
舘山寺温泉は“恋人の聖地”に認定されております。
男女の絆を確かめあいたい皆様、太古の昔から遠い三ヶ日と舘山寺で、慕い合って通い会う雌龍雄龍に会いに、ぜひとも舘山寺温泉の花乃井にお越しくださいませ。
(利根川)
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