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うなぎの神様(後編)
更新 : 2011/4/14 2:16
(・・・無闇に長引かせてすみません。続きです)
ネットで検索してみますと、「オオウナギが棲んでいる井戸」って、全国に結構ある(伝承も多い)みたいですね。ウナギはなんで井戸の中なんかに棲むんでしょうね? 海へ帰らなくてもいいんだろうか。(オオウナギと普通のウナギは別の魚ですが、生態は一緒だそうです) 調べてみると中国の寧波にある有名なお寺“阿育王寺”に鰻の井戸があり、このいる鰻が神様として有名で、これが元祖だったみたい。
で、ワクワクしながら「鰻の井戸」って書いてある方に行ってみますと、キレイな水の湧き出している小池(というより水溜り)があって、その上にある穴が「うなぎの井戸」なのだそうですが、・・・これ、本当に井戸なのだろうか。私には岩と岩の隙間にしか見えん。
この穴の前には竹の柵があり、穴に近づくことはできず、穴を覗き込むことは出来ません。本当にウナギはいるんでしょうか。神様ですから、見たら目がつぶれてしまうのかもしれませんね。
隣接する神社にある案内碑に、「泉の北口と東口から水が湧き出していて、東口には石の階段があって降りてこられるようになっている。水の底には風穴があり、諏訪湖に通じているという伝説がある」という不思議なことが書かれています。とすると、いまは上からの落石によりやや塞がれた形になっているが、実はそれを取り除ければ下に下っていけるようになっていて、その先に井戸があるのでしょうか。う〜〜ん、ナゾ。
なお、近くに柳の木が無いのに、井戸を覗き込むと常にゆらゆら揺れている柳の枝が映っているのが見えるので「柳の井戸」ともいうそうですよ。
ということで、巨大ウナギは見れませんでしたが、ここの岩盤は天白磐座遺跡や龍ヶ岩洞と同質の石灰岩で、奥深さを感じることができ、充分に神秘的なスポットでした。
やはり浜松人にとってウナギというのは特別なもの。
どうぞ皆様、鰻を食べに浜松に来るとき、浜名湖の不思議な伝説の数々にも触れてみてください。
井伊の里のうなぎの井戸へは当館から北へ車で30分。
花乃井の、特製共ダレでじっくり炭火で焼きあげたうなぎ料理も、とっても美味しいですよ♪♪
(利根川)
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