宿番号:358809
星野リゾート 界 遠州のお知らせ・ブログ
舘山寺のナウマン象
更新 : 2011/5/11 17:19
外をのんびり歩くのに、最適な季節になりましたね。
花乃井周辺には、動物園・フラワーパーク・舘山寺のある舘山遊歩道・遊園地パルパルと浜名湖沿いの遊歩道など、気持ちよく歩ける場所がいっぱいあります。
そんな中で、地元舘山寺の人でもなかなか知らない、「舘山寺の里山」という遊歩道が花乃井の近くにありますので、ご紹介いたします。
遊歩道の入口はわかりづらいところにありまして、ぜひぜひ探していただきたいのですが、自然に覆われた遊歩道(でもよく手入れされている)を歩いていると、突然、木々の間に親子のゾウがあらわれます。
ナウマンゾウだ〜〜
実は、舘山寺観光協会製作の「かんざんじ温泉そぞろ歩きまっぷ」には、この親子のゾウの像のことを「マンモス」と記しています。
でもマンモスは本州にはいない象で、一方、1万年ぐらい前の浜名湖周辺には、ナウマンゾウがうようよいたらしい。だからきっとこの象もナウマンゾウだと思う。ナウマンゾウは日本列島固有の種で、全国で化石が発見されているのですが、浜名湖で発見されたナウマンゾウの化石が、ナウマンゾウ研究の始まりだそうで、つまり、浜松と象の結びつきは長いのです。三ケ日原人の洞窟からも、ナウマンゾウ(アオモリゾウ)の骨が出ているらしい。
ナウマンゾウって言っても馴染みはないですけど(今は絶滅してしまっています)、
インド象よりちょっと小さいぐらいの大きさで、2メートル半もある形良く伸びた牙を持ち、とても優美な姿。頭頂部が盛り上がっていて、ベレー帽をかぶっているように見えるのが特徴なんです。
どうぞみなさま、舘山寺の里山の中にいる、ナウマンゾウの像を探しに散歩をしてみてください。
この遊歩道、とても気持ちがよくて花もいっぱい植えられていて、なかなかの穴場です。桜の時期にいったら、それはそれは見事な桜がありました。蛍の時期にも美しいそうです。
お子様たちには、浜松動物園にいる愛嬌のあるインド象の浜子(41歳)の方が楽しいかもしれませんけどね。
(利根川)
関連する周辺観光情報