宿番号:358809
星野リゾート 界 遠州のお知らせ・ブログ
浜名湖の山登り
更新 : 2012/9/26 20:57
海の幸と山の恵みが両方揃っている土地が、いちばん良いふるさととなるとよく言います。その意味で言うと、浜名湖ほど素晴らしい場所はあるでしょうか。
山登りに適した季節となりましたので、山を歩いてきました。浜松市は南アルプスの南端に位置しているので山だらけなのですが、「山登り」というより「山歩き」をしたい人間にとって最も楽しいスポットは、浜名湖の西側にそびえる「湖西連峰(こさいれんぽう)」だと思います。
「遠江」と「三河」の国を隔てる国境の屏風となるのがこの湖西連峰で、高いところでも標高400mちょっとしかないのですが、むかしから人の流れが多く、東西に通り抜ける峠道の他に南北に踏破できる縦走道も整備されていて、日常的に山歩きするには本当に良い山々だと思います。400mぐらいのこのくらいだったら絶対に遭難はしないですしね。
上の写真は大知波(おおちば)峠付近にある「富士見岩」(415m)から見た浜名湖です。山道はぐねぐねしているので常に眺望が良いというわけではないのですが、たまに景色がひらけると抜群に気持ちの良い浜名湖が見られることとなります。残念ながら上の写真では天気のせいで湖の青色がほとんど表現できていないのですが、実際はこの写真の100倍はすばらしい見晴るかしだったです。この日は台風が近づいてきていた日で、山頂の大岩の上に立つと下の方から強い風がビュンビュンと身体にたたきつけてきて、まるで「空を飛べるかも」と思ってしまうような天国的な感じでした。汗が一瞬で引きました。気持ちよかった。
この付近では、他に「葦毛(いもう)湿原」という植物の宝庫、「嵩山(すせ)の蛇穴(じゃあな)」という恐怖スポットな鍾乳洞、「本坂トンネル」という心霊スポット、「宇津山城(うづやまじょう)」という湖畔の名城、「大知波廃寺跡」という謎の史跡、数々の美味しいウナギ屋さんなどなど、数々の見所があります。
湖西連邦は当館花乃井から車で1時間くらいの場所にあります。南の湖西市新所原の登り口から北の宇利峠まできちんと歩こうと思えば8時間以上かかるようですが、随所に登り口や駐車場がありますので、1〜2時間ぐらいで楽しめる場所が何ヶ所もあります。ただ、いくら「400mぐらい」と言っても山歩きはけっこう疲れますね。たまに山を歩くと非常に健康的。
(利根川)
関連する周辺観光情報