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星野リゾート 界 遠州のお知らせ・ブログ
舞阪のえんばい朝市
更新 : 2013/6/15 11:47
浜名湖は恵みにみちあふれた海です。
日々たくさんの魚が水揚げされる、魚種がとても多い湖です。漁港を廻り遊び何百万ものお魚と常々触れ合えたらさぞかし毎日が楽しかろうと思うのですが、普通は漁港は漁師さんたちと魚屋さんのものであり、私たち一般人には全く立ち入る機会はありません。
そんな中、わたくし達でもお魚と仲良くなれるようイベントをしてくれている町があります。月に一度、第三土曜日におこなわれる舞阪町の“えんばい朝市”です。
“えんばい”とは漁師さん達の言葉で、「たまには市場に回さずに、仲間たちの間で漁果を分け合う」という意味だそうです。一般人である私達をも“隣人”と見なしたくさんのお魚を分けてくださるのです。これは一種のお祭りでして、最大の特徴は(さすがにタダとはいきませんが)「とにかく安い」ということ。
本日たまたま夜勤だったわたくしは眠たい目をこすりながら、仕事明けに港に向かってみました。舘山寺の花乃井から舞阪港まで車で20分。朝の6時に人が集まり始めるのだそうですが私が着いた7時前には港はすごい熱気。私を含む皆の目的は、“舞阪名物”生シラス。こんなに早く来たというのに、私の受け取った整理券は「537番」でした。
それからシラス漁の漁船が入ってくるまでひたすら待つ。とにかく待つ。7時半ぐらいになって船が入りシラスをパックに詰め、配り始めるのですが、一艘の船あたりシラスの漁獲はおよそ520人分ぐらいらしい。わたしの眼前でシラスが切れました。それから次の船が入ってくるまでひたすら待つ。しかし会場はお祭り状態で、とても楽しかったです。今回は最終的に1300人ぐらいの人がシラスを手にしたようです。
生シラスを名物にしている港はたくさんあります。江ノ島とか沼津港とか田子の浦とか有名ですね。でも舞阪の朝市の凄いところは、思い切り安いこと。1kgぎゅうぎゅうに詰めて500円でした。他にも超巨大な黒鯛とか巨大なマアジ2匹とか買い、たくさん買い食いとかしたんですけど、総計3千円弱ぐらいでした。
早速家に帰りさっと洗い、熱々ごはんにたっぷり乗せて食べて見ました。ほろ苦くて旨いっ。瞬く間に3杯食べました。もう食べられぬ。でもあとご飯5杯分ぐらい残ってます。生で楽しめるのは本日限りですからあとは天ぷらとかかき揚げにして楽しむことにいたします。
次回のえんばい朝市は7/20だそうです。
(利根川)