暑さも幾分か和らぎ、過ごしやすくなって参りました。

今日は浜名湖の新しい観光スポットをご紹介致します。
「今切の渡し」です。
いつもは陸から見ている浜名湖を、今度は湖側からご覧になりませんか？


かつて渡船で行き来していた浜名湖の今切口を船で巡る「東海道五十三次　今切の渡し」。

こちらは幕府要人の船着き場だった浜松市西区舞阪町の弁天島の北雁木（がんげ）から湖西市の新居関所付近までの約5キロを往復するコースです。

北雁木は浜名湖今切渡しの舞坂宿側の渡船場で、石垣を築き、石畳が水際まで敷きつめられていて、幅は約１０ｍもあります。北雁木、中（本）雁木、南雁木とあったそうですが、現在は北雁木が残されています。

また、新居関所は、女性に対して特に取り調べが厳しいことで有名で、徳川家康は、江戸への武器流入や諸大名に対する「人質」として江戸に住まわせた大名の妻たちの脱走を防ぐ為に関所を設置したと言われています。執拗な取り調べを嫌った女性たちが、同所を避けて浜名湖の北側の陸路を通ることになったのが、東海道の脇往還としての「姫街道」の発祥と一般的には言われているそうです。


歴史と秋の風を感じながら…
普段とは違う、湖側からみる浜名湖をお楽しみください。

船は予約制で、四人以上からの受け付けており、乗船は一回一人千円となっています。運航は十月三十一日までですが、強風など悪天候の場合は中止することもありますので、お出かけの際はご注意ください。

星野リゾート　花乃井　　佐藤