あけましておめでとうございます。今年1年よろしくお願い致します。

去年は、色々とありましたね。東京オリンピック招致決定や富士山世界遺産登録決定など
色々ありました。

さて、今年の年始は皆様どのように過ごされたのでしょうか。初詣、餅つき、凧揚げ、初日の出などなど
様々な過ごし方をされたと思います。
その中でも、私がオススメしたいのは百人一首というイベントです。

百人一首とは、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した公家・藤原定家が選んだとされる私撰和歌集です。その原型は、鎌倉幕府の御家人で歌人でもある宇都宮蓮生（宇都宮頼綱）の求めに応じて、定家が作成した色紙です。蓮生は、京都嵯峨野（現・京都府京都市右京区嵯峨）に建築した別荘・小倉山荘の襖の装飾のため、定家に色紙の作成を依頼しました。定家は、飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の順徳院まで、100人の歌人の優れた和歌を一首ずつ選び、年代順に色紙にしました。それが元となって作られたものが百人一首です。

全国各地でも年末年始にかけて、百人一首大会が繰り広げられて白熱した戦いが行われています。家族でも楽しく行えます。また、坊主めくりと言って、絵札で遊ぶ楽しみ方もあります。
めくった札が男性の絵札の時には、そのまま自分の手元にためていきます。女性が描かれている絵札(全部で21枚あって、お姫様などと言います)が出たときには、もう一枚めくることが来ます。
坊主(僧侶の絵札のことを指していて、全部で15枚あります)が描かれた絵札をめくったときには、これまで自分が持っていた札をすべて捨てなればなりません。
このようにして、中央に積んであった札がなくなったときに、手元の札が一番多い人が勝ちとなります。

是非、お試しください。

界遠州　竹山