界遠州ではご当地楽（ごとうちがく）として美茶楽（びちゃらく）を提供しております。
日本の文化であり、静岡県という地域の文化である茶の魅力を一人でも多くの方に
お伝えしたく始めました。
皆様には大変楽しんで頂き、日々感謝しておりますが、少しだけお茶の歴史についてお話します。
お茶の歴史は大変古く、紀元前2700年頃と言われております。
元々は中国の一本の茶の木から始まり、今のような飲料ではなく食べ物（薬草）として親しまれて来ました。実際に歴史上で茶が登場するのは「神農本草経」という中国最古の
薬物書です。今でこそ、茶のカテキンやビタミン成分から抗酸化作用やガン予防に効果があるなんて言われていますが、既に4000年以上前に茶は人の体に良い影響を与えるとされていたんですね。
その茶の成分も実際に急須で淹れて飲むだけでは全てを吸収できません。
やはりそのまま食べるのが一番です。
遠州では春から「鰻とお茶の会席」が始まります。この会席の中に煎茶の葉はもちろんのこと、お茶の新芽を使った料理もございます。茶の栄養を100%吸収しながらも新芽にしかない柔らかい食感を楽しんで頂けます。
8月31日までご用意しておりますので、是非とも界遠州でしか食べることのできない会席料理をお楽しみ下さい。
界遠州　岡本