新井旅館の玄関「月の棟」は大正8年築に日本画家「安田靫彦画伯」の考証で造られ、その後昭和35年に現在の形に改修工事が行われました。
昭和35年当時の写真ですが、真ん中のコートを着て何やら指示をされている方は、安田靫彦画伯と同期の日本画家「川端龍子画伯」
昭和35年の改修工事では、川端龍子画伯の考証で改修されました。
昭和13年に建てられた大田区のご自宅(龍子公園)もご自身で設計されており、新井旅館の玄関にもご自宅と同じようなデザインがいくつもあります。
川端龍子画伯は明治時代の若き頃、新井旅館に宿泊しながら絵を描きながら海外留学の資金をためていました。
その後、修善寺温泉に別荘も建て、お墓も修禅寺にある川端龍子画伯。
今日4月10日は、修善寺をこよなく愛した日本画家
川端龍子画伯の命日です。