宿番号:359366

時代を超えるタイムスリップの旅。歴史感じる有形文化財の宿。

ハイクラス

修善寺温泉
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    清水瓦

    更新 : 2025/1/17 13:17

    昨年、紅葉の季節にも旅館を訪れていただき、ご昼食の紹介などをしていただきました、地元静岡の放送局「静岡朝日テレビ」さんにて先日放送された、「とびっきり!静岡」で「清水瓦」の放送がありました。

    日本の瓦の三大産地と言えば、愛知県三河地方の三州瓦、島根県石見地方の石州瓦、そして兵庫県淡路島の淡路瓦。
    実はかつて静岡県の静岡市清水区でも瓦の製造がおこなわれていました。
    それが「清水瓦」
    徳川家康が駿府城を建てる際、三河の瓦職人が清水に移住し、清水・巴川の良質な粘土を原料にいぶし瓦を生産したのが始まりとされ、当時は瓦の生産が大変盛んな地域で、三大産地と肩を並べるほどだったそうです。
    残念ながら、1974(昭和49)年の七夕豪雨で清水地区のすべての窯が水没するなどの被害を受けて清水瓦は姿を消してしまったそうです。

    「昭和9年築 新井旅館 登録有形文化財 天平大浴堂」の瓦は、その伝統の清水の瓦を使っています。
    天平大浴堂のデザインは「日本画家 安田靫彦画伯」
    安田靫彦画伯曰く
    「あの天平風呂を建てる時・・・(中略)・・・瓦も清水の人に焼かせたんですが、あまりきれいに仕上がり過ぎていけないので、うちに来て鬼瓦の型を作って貰いました。折角よく出来上がったかと思うと、一寸手を入れてしまって却って小味なものにしてしまうので、幾度もやり返してもらいました。」と言われています。(重田哲三 座談五十年 -安田先生の話- 中央公論美術出版より)

    そして天平大浴堂の屋根側に置かれた丸瓦には・・・
    「東海道江尻駅 渡邉金左衛門 第二工場製」 登録商標カネキさんの印が押されています。

    天平大浴堂は昭和9年築で、昨年築90年。
    「奈良時代の建築 天平建築」
    で造られています。
    建物も瓦も昔のままです。

     

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