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宿番号:359366

時代を超えるタイムスリップの旅。歴史感じる有形文化財の宿。

ハイクラス

修善寺温泉
電車:伊豆箱根鉄道修善寺駅タクシー(バス)7分 車:東名沼津IC〜伊豆中央道経由約30分

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    河童忌

    更新 : 2025/7/28 14:41

    今から100年前の大正14年、4月から5月にかけ小説家芥川龍之介さんが修善寺温泉新井旅館に滞在していました。

    新井旅館滞在中には、奥様やおば様・室生犀星さんなど多くの方に手紙を出しており、それが芥川龍之介全集に載っています。

    その手紙の中、医師で田畑文士村の多くの方とも交流があった下島勲さん宛の、大正14年4月19日に出された手紙の文面を抜粋。

    「ここにゐても電報ぜめで(もう電報を十本貰つてゐます)おまけに原稿催促人までも出張するので、甚だはかない日を送つています。恐らくはここに命を落とした範頼だの頼家だのにしても、もう少し気楽だつたろうと心得ます。温泉は人を昂奮せしめるものですね。この間湯の中で無礼なるやつを一人𠮟りつけました。喧嘩をしたら負けたのに違ひないのですが幸ひ向うからあやまりました。   十九日  修善寺 芥川」

    修善寺温泉に療養・休養でおこしになっていた芥川龍之介さんですが、「原稿の催促」の話が絶えず出ていました。
    1ヶ月の間でしたが、なかなか大変な日々を送っていたようです。
    そんな大正14年の手紙は「芥川龍之介全集」に載っていますので、是非ご覧ください。
    新井旅館のミニライブラリーにも「芥川龍之介全集」を置いています。

    そして今月7月24日は、芥川龍之介さんが亡くなった日 
    河童忌です。
    生前によく河童の絵を描いたり、晩年の小説「河童」にちなんでつけられました。

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