静岡県東部で１００人以上の住民を襲ったとみられるメスのニホンザルの名前が「らっきー」に決まったと飼育している三島市立公園「楽寿園」が１９日、発表しました。先月２９日から１０日まで名前を公募し、５２３４通が全国から寄せられ、このうち１１番目に多い「らっきー」が選ばれました。
寄せられた命名案のうち３３５６通はサルのオリの前に置かれた応募箱に投函され、このほか１１２８通はメール、７５０通ははがきでの応募でした。
楽寿園は命名にあたって応募数の多かった１２案に候補を絞り込みました。多くは「かむ」という言葉を含んでいたが、小池政臣市長は最終的に「これから幸せになってほしい」と考え、「らっきー」を選んだといいます。同園にはオスのワラビー「ラッキー」がおり、区別するために平仮名にしたそうです。
らっきーは１０月１０日、三島市の民家で捕獲され、楽寿園の展示施設に移された以来、「人気者」になり、１０月の来場者数は前年同月の約１．７倍に増えたといいます。園長は「らっきーに将来、婿を迎えたい」と語っています。