宿番号:361068
ホテル恵風のお知らせ・ブログ
★朝からお刺身?朝イカ刺しの謎・・・
更新 : 2007/10/7 12:59
ホテル恵風では、7月下旬から12月中旬まで、ご朝食にバイキングスタイルで「朝イカ刺し」をご提供いたしております。
函館は、言わずと知れたイカの町。8月の函館「みなと祭り」にはちょっと奇妙な振り付けの「イカ踊りパレード」が、メインイベントとして登場するほど。
道南では、イカは「北前船」の時代から、昆布、タラと並んで、主要輸出品のひとつ。冷蔵、冷凍技術のなかった頃、イカは、割いて、干して、伸して、結んで出荷していました。
★イカは光り物好き★
イカ漁は、各港から出航したイカ釣り船が、夜間、まばゆいばかりの集魚灯を焚き、その光におびき寄せられたイカを、これまた光り物のイカ針でひっかけて捕るという漁法。
あまり光り物好きが高じると・・・・・。
★イカはかあさんが★
まだ夜も明け切らぬ早朝、イカは港に水揚げされます。かつては、イカ売りのかあさんが、リヤカーに積み込み、イガー・・・イガーの掛け声とともに、街中を売り歩きました。
各家庭では、そのために早起きをしたかあさんが、素早く捌き、朝の食卓を賑わしました。
★朝イカ刺しの食し方★
イカは鮮度の落ち易い魚(特にゴロと呼ばれる内蔵)。生で食するにはこのタイミングしかなかったわけです。また、生で食するには食あたりなどのリスクも。そこで、イカ刺しに添える薬味もこの地では、生姜(消毒効果)、大根おろし(消化作用)が一般的。お刺身の薬味として代表的なわさびは、使われません。
前置きはこれ位で、朝イカ刺しの食し方について、
@ お刺身皿に生姜を載せ、醤油で溶き、イカにちょっと付け、お口へ(都会風)
A 小鉢にイカ刺し、生姜、大根おろしを入れ醤油を掛け、軽くかき混ぜ、ご飯に乗せ、お口へ
(やや地元風)
B どんぶりにイカ刺し、生姜、大根おろしを入れ、醤油を掛け、これらをよくかき混ぜ、そのまま 納豆風にご飯に掛け、胃袋へかっ込む。(コアな地元漁師風)
以上、お好みでお試しあれ。