宿番号:362838
村上市観光スポット
更新 : 2014/5/19 21:56
皆さんこんにちは、瀬波ビューホテルの増井です。
前回に引き続き、鮭に関する観光スポットをご紹介します。
こちらは「村上市鮭公園」です。
また、この公園には日本で初めて鮭の回帰性を利用した増殖方法である「種川の制」を創設した事で知られる村上藩士・青砥武平治(あおとぶへじ)の銅像もあります。
青砥武平治の事についても少し触れてみたいと思います。
青砥武平治(1713〜1788)は越後国村上藩士であり、鮭は当時の村上藩にとって、藩政を支える重要な資源でしたが、乱獲により枯渇寸前でした。
青砥は鮭が遡上する三面川に分流を設け、鮭の産卵に適した場所に蔦や柴で柵を造り、ここで鮭の遡上を阻止して産卵させる、「種川の制」を考案しました。
種川の制は後に文化3年(1806年)には出羽国庄内藩が月光川水系の滝淵川と牛渡川で行われ、明治になってからは北海道の石狩川などでも取り入れられたそうです。
日本で最初に鮭の母川回帰性を発見した人物と評されています。
村上市鮭公園は前回掲載した「イヨボヤ会館」の裏にありますので、是非こちらにもお立ち寄り下さい。