采女祭
更新 : 2025/10/3 18:04
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本日は「采女祭(うねめまつり)」をご紹介いたします!
平安時代の10世紀中頃に成立した歌物語『大和物語』には、采女にまつわるこんな伝説が記されています。
「奈良時代、帝に仕えていたとても美しい采女がいた。ある時、帝からのお召しがあったが、やがて寵愛が衰えたことを嘆き、猿沢の池に身を投げてしまった。それを聞いてかわいそうに思った帝は、人々に歌を詠ませた」
後に、入水した采女の霊を慰めるために社が建てられましたが、采女は我が身を投じた池を見るに忍びなく、一夜のうちに社を後ろ向きにしたと伝えられています。
中秋の名月の夜、采女神社では、采女の霊を鎮め人々の幸せを祈る例祭が催されます。これが「采女祭(うねめまつり)」です。
時代衣装をまとって市内を練り歩く「花扇奉納(はなおうぎほうのう)行列」から祭りは始まります。
秋の草花などで美しく飾られた2mあまりの花扇を取り囲み、御所車に乗った十二単姿の花扇使や天平衣装をまとった人々が華やかに市内を練り歩きます。
また、采女神社では「糸占い」が授与されます。年に一度、采女神社でこの日にだけ授与される糸占いは、神社の前で中秋の名月の月明かりで縫針に赤糸を通せば、願いが叶うと伝えられています。
悲恋の伝説が始まりではありますが、今は人々の幸せを願うお祭りとして大切に受け継がれる「采女祭」。
中秋の名月の日に、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
【日時】令和7年10月5日(日)・6日(月)
宵宮祭5日17時〜、花扇奉納行列6日17時〜(JR奈良駅〜采女神社)
【場所】采女神社(猿沢池畔)
JR奈良駅より徒歩15分
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