段葛
更新 : 2021/3/4 5:43
今回は歴史のお話し。由比ヶ浜から鶴岡八幡宮まで一本まっすぐ続く道、若宮大路。
若宮大路は、源頼朝の妻 政子の安産祈願の為、曲がりくねっていた道を
まっすぐにしたと言われております。
その若宮大路の中央に1段高くそびえたっているのが【段葛】でございます。
段葛は前々回桜の名所として紹介しましたが、この道はとても面白い造りになってます。
現在の入り口、二の鳥居から入ると三の鳥居まで段々と低くなっているんです。
またそれだけでなく、実は道幅もだんだんと狭くなっていっているんですね。
参拝者は遠近法で遠く見えると思いますが、鎌倉幕府が築かれていた時は
敵から攻め込まれたときにも同じく遠く見せるという事もありました。
妻を思い若宮大路を整備し、敵に攻めこまれた時に目を欺く段葛を築き
源頼朝は幕府を守っていたのですね。
若宮大路→段葛を散策で通るときには、こんなことも考えながら歩いてみでください。