鶴岡八幡宮の大銀杏
更新 : 2021/5/12 3:57
今日は鶴岡八幡宮の大階段の脇に立つ大銀杏についての豆知識。
2010年に強風によって倒れてしまった樹齢千年を超えるともいわれるこの大木には、「隠れ大銀杏」という別名があります。なぜでしょうか?
鎌倉時代、初代将軍源頼朝が亡くなり息子である頼家が暗殺によって命を落とすと、弟の実朝が三代目の将軍となります。しかしその実朝も、鶴岡八幡宮で行われた式典の後に頼家の息子である公暁(くぎょう)に暗殺されてしまいます。
その時、公暁が実朝を襲うために隠れていたのがこの大銀杏だといわれているのです。
現在、大銀杏の折れた幹の根元からは若芽が生え、少しずつ再生を始めています。またかつての威厳ある姿を取り戻し、いつまでもこの地を見守っていてほしいですね。