今年もあっという間に師走を迎えて、この時期は忘年会でご利用のお客様や会議利用のお客様が多くいらっしゃいます。
忘れたいこと、忘れたくないこと、忘れちゃいけないと言われているにもかかわらず忘れちゃったこと。。。
わけがわからなくなるほどいろいろでしたが、充実した一年だった(の)かな*と思います。
そして来週末に迫るクリスマスのための準備や年末のコツコツ小掃除作戦等、、ふくぜん旅館もぐるぐる、ついでに私もぐるぐる。。。そんな今日この頃です。
さて★
売店には群馬の方なら老若男女、皆さんご存知の「上毛かるた」が入荷しました。
私は他県から嫁いできましたので、上毛かるたは一枚もスラリと言えないのですが、他県にいて「あなたたちは絶対に絶対に群馬県人だね!!」ということがわかってしまうことが時折ありました。
その方達は特に弾むような会話をしているわけでもなかったのだけど、何がきっかけだか片方の方がサラリサラリとリズミカルに何かを語りだすのです。
するともう片方の方が同じようなリズムで違うことを言っている。
そしてたった一往復のそのやり取りの後、急に顔色がぱっと明るくなってフランクに語り合う間柄になっている。。
そして、その次は必ずと言っていいほど、どちらかがチラッと語り出した途端にぴったり息を合わせて二人揃って同じフレーズを唱えて終えるのです。
これだけでも実際にはなかなかすごい光景なのですが、
だいぶ気があうなと本人同士が察すると、それだけのやり取りで立ち去ろうとしながらも、片方が何かを途中まで唱えると向こうの方で木霊のようにその続きが聞こえて来る。。
大抵、その場合は群馬県の方々なのです。
今思えば、それが上毛かるただったんねぇぇ〜〜。(←語尾はすっかり身についた群馬弁!)
主人:「伊香保温泉ん?」
誰かの木霊みたいなもの:「日本の名湯ぉ〜!!」
大人になっても 知らない土地でちょっとした呪文を唱えるとすぐに同郷の縁を感じられる、何とも不思議なかるた★☆
年末年始のお泊まりの際など、お部屋で ”群馬がぎゅっ” と詰まったかるた遊びも是非お楽しみくださいませ***
今日からブログを担当します、若女将の玉です。
どうぞよろしくお願い申し上げます*