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京都・祇園の真ん中 ホテルささりんどうのお知らせ・ブログ
秋の和菓子=重陽のころ=
更新 : 2014/8/31 18:39
明日より9月!
このところ朝夕めっきり涼しくなってきました。
『秋』を感じるようになってきました。
『秋』食べ物が美味しい季節!
体重を気にしながらも、ついつい…(^^)
京都には美味しいものがイッパイ!
本日は!
秋の和菓子をご紹介します。
24節気の一つ『白露』が、9月に入るとおとずれます。
京菓子の『白露』は秋草に置いた露の風情を感じさせ、
残暑も忘れそうです。
粒あんを芯にして緑色に占めた白餡のそぼろで包み、
上に錦糸のそぼろをのせてつくります。
9月9日は、重陽の節句。菊の節句ともいわれます。
奈良時代から宮中では観菊の宴が催されました。
前日の夜に菊の花に真綿をかぶせ、下りた霜に菊の香りを移して
顔をぬぐうと、老を去り命が延びるというので、
平安時代の貴族の女性たちが盛んに取り組んだことが
王朝文学に描かれています。今は廃れてしまった、
そんなゆかしい行事を思い起こさせるのが
京菓子の『着せ綿』です。こなし生地や、白あんに求肥を加えて練った
練り切りの生地で
餡玉をつつみ、ヘラ出菊のかたちに仕立て、
上に白あんのそぼろをんせます。
奥深い和菓子の世界。
味も奥深いです。