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京都・祇園の真ん中 ホテルささりんどうのお知らせ・ブログ
京の師走の風物詩 ≪大根焚き≫
更新 : 2014/11/15 16:10
師走になると、京都のあちこちのお寺で厄除けと招福を祈る「大根焚き」が振舞われます。
次にその一部をご紹介いたします。
1.千本釈迦堂
この釈迦堂は、京都の町が応仁の乱で焼け野原になっても、この建物だけは焼け残ったという京都で一番古く貴重な建物です。
その柱には悲しい伝説があります。大事な大柱の上部に升型の受けがあります。これは特殊な建築様式でもなく、時の大工さんの寸法間違いで短く切ってしまい、妻の名案で足りない分を升型の受けを作る事で解決しました。その後、その妻は自分の提案だと言う事が知られれば夫の名に差し支えるからと自殺したと言われています。
●場 所:千本釈迦堂(正式名:大報恩寺) (上京区五辻通千本)
●日 時:大根だき授与12/7〜/8(※毎年同じ日程です) 、10〜16時
成道会12/8 9時〜
●料 金:1000円
2.了徳寺
篠大根は、名勝・嵐山までの保津川下りの乗船場から少し下って、まもなく保津峡にかかろうとする右岸一帯に広がる肥沃な堆積土で育てられた大根です。めったに口に出来ない貴重なもの。
大きな鍋にこの篠大根と油揚げを入れて、醤油で味付けをします。でも、本堂に祀られた親鸞聖人の木像には、昔ながらの塩味の大根煮をお供えするそうです。
●場 所:了徳寺(右京区鳴滝本町)
●日 時:12/9〜/10(※毎年同じ日程です) 法要・法話:11時〜
●料 金:900円、かやく御飯、大根の葉のおひたし、たくわん付き1600円
3.三宝寺
三宝寺は開山は日護上人で日蓮宗の寺。
この日はちょうど日蓮上人の忌日(陰暦10月13日)であることから、日蓮、日朗、日像各上人の真骨を開扉、報恩法要を行います。大根焚は、嵯峨豆腐のあげを使ったもの。ゆず御飯での接待もあります。また、本道では裏千家宗匠がお茶を点てる献茶式も行われ、一年間の罪や穢れを洗い清めます。
●場 所:三宝寺(右京区鳴海松本)
●日 時:2014年12/6(土)・/7(日)10〜16時
●料 金:大根だき 700円、ゆず御飯 800円
あったまりそうですね〜!!ぜひお出かけくださいませ。