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サザンシティホテル(2022年11月全館リニューアル)のお知らせ・ブログ
掩体は語る…掩体壕(えんたいごう)
更新 : 2009/12/4 14:32
先日のブログでここ南国市 空港近くの
掩体壕(えんたいごう)の紹介をさせていただきましたが
この度 南国市教育委員会さんが作られている掩体壕についての
パンフレットをいただく事ができました。
それを読むと初めて知る事ばかり…
この南国市には7基の掩体壕や機関銃を据え付けていた“トーチカ”など
戦争当時の痕跡がたくさん残されています。
掩体壕は飛行機の格納庫でコンクリート製なんです。
物資のない時代こんなものをどうやって作ったのか…?
答えはその資料の中にありました。
まず大きな土まんじゅうを作り 大勢の人がその上に上がり踏み固めます。
その作業をしていたのは中学生・近くのお母さん達・高知刑務所の受刑者・
朝鮮半島から強制的に連れてこられた人々などだったそうです。
その固められた土の上に【むしろ】やセメント袋などを敷き詰め
その上にセメントを流し込み固めます。
固まったら中の土を全て取り除き掩体ドームが出来上がるのです。
掩体の天井や側面にはアメリカに激しく
攻撃された砲弾の跡も残っているものもあります。
もの言わぬ掩体ですが
無言のうちに戦争の悲しさ、平和の大切さを訴えています。
と パンフレットは締めくくっています。
これらの戦争の遺産はホテルの周辺にたくさん点在しています。
悲しい歴史ですが見てみたいという方や興味のある方は
お問い合わせくださいね。