兼六園の雪吊(ゆきづり)
更新 : 2015/11/28 21:54
皆さま、こんにちは!
全国的にぐっと寒さが身にしみてきた今日この頃ですが、
能登にもここ数日、冷たい雨と雹が降り、本格的な冬シーズンの到来を告げています。積雪ももう間もなく…というところでしょう。
本日は北陸の冬の風物詩、雪吊(ゆきづり)についてご紹介致します。
雪吊とは、冬季、雪が樹木に付着することで枝が折れるのを防ぐために、縄で枝を保持することを言います。縄の張り方でもっとも一般的な手法は「りんご吊り」と呼ばれるもので、樹の先端から放射状に縄を張ります。なぜ「りんご」なのかというと、明治時代からのりんご栽培において、りんごの重さから枝を守るために縄を張ったのが由来だとされています。
雪吊は雪の多い東北地方や北陸地方で見られますが、中でも代表的なものとして金沢の兼六園の雪吊が挙げられます。兼六園では、毎年雪が降る前の11月に雪吊が施され、雪が解ける3月に取り外されます。ピンと張られた縄が張り巡らされた樹々は堂々として壮観ですよ♪
皆さまも金沢を観光の際は、兼六園の雪吊をご覧になってはいかがでしょうか?
レストランスタッフ 鈴木