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積善館 本館のお知らせ・ブログ
「花子とアン」に出てくる葉山蓮子と四万温泉(2)
更新 : 2014/5/15 13:15
明治・大正・昭和を生きた歌人、柳原白蓮。
世紀の恋愛事件のヒロインとしても名を馳せました。
本名はY子(あきこ)。
明治18年、柳原前光伯爵の娘として誕生。
16歳で北小路家の長男と結婚しますが、5年で離婚。
その後、東洋英和女学校に入学、ここで花子と知り合いました。
佐佐木信綱に師事し、短歌の道を歩み始めました。
明治44年、九州の炭鉱王、伊藤伝右衛門と再婚。
心満たされぬ生活の中で、短歌に生き甲斐を見いだし、
大正4年に歌集『踏絵』を出版。
中央文壇でも評判となり「筑紫の女王」と呼ばれました。
大正10年、帝大生の宮崎龍介と恋に落ちて、出奔。
夫にあてた絶縁状を新聞に載せ、一大スキャンダルに。
華族の身分を捨てて龍介と結婚した後は、文筆で家計を支え、
平和運動にも積極的に参加しました。