宿番号:373449
湯西川温泉 本家伴久 〜時空を渡るかずら橋〜のお知らせ・ブログ
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当館敷地にある栃の木が白い花を咲かせました。
カテゴリ:その他 2010年6月3日(木)〜6月20日(日)
更新 : 2010/6/3 14:21
当館敷地にある栃の木が白い花を咲かせました。
穂は塔のように高く立ち上がり、小さな白い花びらがにぎやかに、
まるで桜の後を受け継ぐかのように見事に咲き誇っております。
この白い花もやがて散り、秋には果実が熟し、そして種子を落とします。
この種子は「栃の実」として地元では様々な形で食用となります。
ただ栃の実は苦味が強く、あく抜きに大変手間がかかります。
かつては米の取れない地域では、栃の実を主食としていた時代もあり、
また飢救作物として大変重宝されておりました。
現在では主に、「栃もち」や「栃の実大福」といった、栃木県の代表的名物
として県下の観光物産店で販売されております。
年配者には栃もちを一口食べると、脳卒中になりにくいといって
非常に好まれております。
さて当館ではこの栃の実を活用して、お客さまにこの地ならではの郷土料理を
味わっていただきたく、現在調理長を中心に料理の検討をしております。
まもなく栃の実料理が提供できるとおもいますので、今しばらくおまちくださいませ。
最後に余談ですが、栃の木はフランス語で「マロニエ」という名でよく知られております。
そしてわが栃木県が何故その名になったか定かではありませんが、
おそらく栃の木がたくさんあったからではないかと思われます。
栃木県の県木はやはり「栃の木」です。なんとなく分かる気がしませんか。