宿番号:373645
日本百名湯 日本一深い天然自噴岩風呂を有す秘湯宿 藤三旅館のお知らせ・ブログ
文化財級の「木造三階建て総ケヤキ造り」本館を知る
更新 : 2023/5/21 10:44
『藤三旅館は道路よりも一段低く、豊沢川の河畔に建っています。進入路となっている道路脇の小路を少し下ると、昭和16年に完成した3階建ての木造本館が姿を現します。坂の途中からは赤葺きの※1 唐破風(からはふ)屋根が目の高さとなり、普段は隠れている棟瓦や桟瓦の連続模様を見ることができ、老舗旅館ならではの風格を感じさせます。
旅館の前に立つと、赤く塗られた唐破風と家紋入りの鬼瓦が目に入り、見上げると最上部の※2 千鳥破風屋根が塔屋のような印象で、ことさら懐かしさをかき立てます。』
【写真】
大屋根の破風下の※3 懸魚(げぎょ)は、鯉の滝登りを透かし彫りした見事なものです。
※1、唐破風=下半分が凹曲線、頂上に向かうにつれて凸曲線になっている破風。
※2、千鳥破風=屋根の斜面に取り付けられた三角形の破風。
※3、懸魚=合掌状に合わさった破風板の下に付けられる飾り、軒下やつなぎ目を隠す役割もある。
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