花巻陶芸作家協会主催の第２回「花巻やきものまつり」が、６月１８日から４日間、花巻市石鳥谷町富沢の香泥庵を会場に開催されることが決まりました。市内の陶芸作家たちが一堂に会する焼き物のイベントとして２００９年１０月に初めて開催。１０年は既に陶芸作家の有志１１人が参加を見込み、今後も陶芸作家の輪を広げながら、花巻産の個性ある陶芸品の展示販売に努めます。

　花巻やきものまつりは陶芸の道を歩む者同士が手を組み、昨年８月に同協会を発足。県内でも陶芸が盛んという同市の知名度を高めることを狙ったもので、会場は前回と同じ築１３０年の南部曲がり家である香泥庵に。

　参加の陶芸作家は同庵で野立窯を構える佐藤富男さん（南新田）、瀬山窯元の杉村密郎さん（湯本）、浩然窯の紺野浩一さん（南万丁目）ら今のところ１１人を予定。前回の９人を既に上回るが、創作活動の充実を期して作家仲間を増やし、６月の開催に向けます。

　期間中、陶芸作品１０００点以上を展示販売するほか、窯出しオークションや焼き物制作体験コーナーなども検討。オークション用には陶芸作家が個々に新作の茶器などを出品する計画で、いずれも香泥庵にある穴窯を使用して６月上旬に焼成させるという。

　開催内容の打ち合わせ会はこれまで２回開催。同協会長の佐藤富男さんは「昨年は秋の開催で２００人が来場したが、さまざまな行事と重なった。今回は時期を６月に早め、花巻が陶芸の街であることを強くアピールしたい」と話す。参加者たちも「来場者に楽しんでもらえるよう初のオークションなどで盛り上げたい」と意欲的で、準備に万全を期す。

　やきものまつりは将来、市内中心商店街での開催も見込む。
【写真】花巻やきものまつり開催について打ち合わせをする陶芸作家たち（香泥庵で）

陶芸好きの皆さまにはとってもうれしいお知らせかと思います。
是非、陶芸の街「はなまき」へお越しくださいませ。