宿番号:374355
筑波山を知ろう☆[vol.8]
更新 : 2010/4/19 18:40
こんにちは☆minaです
今回は平成の「筑波山温泉掘削物語」をお送りいたします
今から20年前・・・
筑波山のとある会議室では、毎日のように激論が繰り広げられていました。
「温泉がない観光地に未来はない!!」
「そうは言ってもどうやって掘るんだ?!」
「筑波山は火山じゃない。やみくもに掘ってもでるはずがない!」
「お金はどうするんだ?」
この緊迫した会議は
20年前からさらにさかのぼること5年前の、
85年のつくば科学万博が原因とも言えます
一気に知名度が上がった「TSUKUBA」には世界中から人々が押し寄せました
もちろん会場まで車で40分足らずの筑波山にも、うれしい悲鳴がっ
江戸屋もこの時期に合わせて、館内改装!客室を10部屋増築!!
朝も昼も夜もお客様であふれかえる〜
今では考えられない超☆好景気がございました。
しか〜し!半年間に渡る熱狂のあと、
90年代初頭は筑波山の旅館にとって、大変苦しい時を迎えました。
期間中はあふれかえっていたお客様もどこへやら・・・?
世間ではバブル景気全盛の頃、
筑波山に活気を取り戻すために、どうしたら良いものか?
アタマを悩ませていました。
そこで!我ら筑波山江戸屋をはじめ、
ご近所の筑波山ホテル青木屋さん、つくばグランドホテルさん、彩香の宿一望さん、
の4軒が集まり、「筑波山温泉」掘削に向けていよいよ動き出すことになるのです!!
それにはまず掘削技術の発達が背景にあったと言います。
ずっと以前から「筑波山に温泉はムリ!」と言われ続け、
地元の人々も半ばあきらめていました。
しかしきちんと探査をして掘削にとりかかれば、
日本全国どこでも温泉が出る希望があると知り、
4軒で総額1億6千万の資金を出し合い、夢を信じました
1500mまで掘ったところで、ついに結果が出ます!!
うちの会長は業者の方に
「大変貴重な宝の水が出ましたよ。
湯量も少ないので、大事ににしてくださいね。」
と言われたそうです。
なぜなら・・・
泉質は「アルカリ性単純温泉」
アルカリ性を測るph(ペーハー)値は、なんと!!
ph10.1
全国で5本の指に入るほどだったのです!!!
こうして2001年、8月
筑波山温泉「双神の湯」は誕生しました
源泉は温度が低いので、加水加温をして安定させていますが、
それでも無色透明ながら、入ればぴかぴかつるつるの美肌の湯と言われています