宿番号:374355
筑波山江戸屋のお知らせ・ブログ
秘伝の味には血が流れる・・・
更新 : 2010/4/19 21:33
皆様、こんにちは!minaです♪
桜も舞い散り、なんだかもの悲しい季節ですね…せつない。。
新緑が目に鮮やかに映るまで、もうしばらくガマン!!
さて、物騒なタイトルにドッキリされた方もいらっしゃいますかね?!
今回はただ今見習い中の、ある「秘伝の味」についてお話したいと思います☆
写真は「秘伝の味」こと、
「筑波のかほり」
という夏ミカンの皮を使ったお菓子です。
ご存知の方はかなりの江戸屋ツウか、はたまた大女将の大ファンですね〜
すべて大女将の手作りなのですが、12月末から3月末の間の夏ミカンしか使えないそう!
なんとこの期間に毎年、大女将は25箱・・・約600個をひとりでむき続けるのです!
4月に入ってギリギリ間に合うか?という夏ミカンで修行させていただきました!
まずは技を盗む!
大女将のいや、まぁこの皮むきの早いことと言ったら・・・
しかもほとんど手元を見ないで切ってますから驚きです!!
なんせこのお菓子、皮がメインですから、最初にむくのはほんとに薄皮でなければいけません!
早速、私がとりかかると・・・
惨劇がっ!!! 指を切ってしまった(><)!!
「私も最初は何度も切ったわよー!」と女将さんは笑ってくれました♪
そんな私の修行の様子をみて、調理長がプレゼントを!!
板前さんが使うホンモノの包丁です!
3本見せていただいたのですが、いちばん長いのは、親方が板前になって、初めて買った包丁なんだそうです
そんな大事なものを私が!!!っと恐縮したのですが、とりあえず3つ使ってみて、どれか使いやすいのを・・・とのことでお借りしました。
初日は3つ
・・・自宅の切れ味悪い包丁で、1個につき30分の時間を費やしました。
2日目は2つ
・・・親方から頂いた包丁を使い、1個15分でむくことができたのです!!
親方に感謝!!!
ちなみにこの「筑波のかほり」
先日のうちの兄の披露宴でも引き出物として出席の皆様にお届けしたのですが、
30年前の両親の披露宴でも同じように用意されたんだそうです
息子へ、孫へ、
女将さんの気持ちがこんなにも伝わる手作りのモノってほかにないなぁーと思いました!
最後に、
中身(実のほう)があまりにあまって、食べきれません・・・
どなたかおいしいいただき方をご存知の方!!
どうか教えてください!!!
よろしくお願いいたします☆