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筑波山江戸屋のお知らせ・ブログ
いばらき手しごと帖〜茨城県郷土工芸品〜 vol.17
更新 : 2013/5/4 19:20
おはようございます!
せっきぃです(*^_^*)
今日は「いばらき手しごと帖」の『西ノ内和紙』についてご紹介したいと思います。
清流と良質の楮、手作りの伝承技術を持つ名人漉き手の織り成す和紙は、民芸品やインテリア用品としても人気が高いです。人の手と自然の恵みのハーモニーが、大量生産にはないあたたかみを醸し出します。強靱で虫もつかず、水につけても破れにくいです。そのため、古くから布の代わりに着物に使われました。江戸時代には商家が大福帳として用い、火事の際には井戸へ投げ入れて、焼失を防いだといわれています。県の無形文化財指定です。
全て手作業の和紙作りは、紙漉の技術習得に10年かかるといいます。「昔ながらの手法で、いい和紙を作りたいと気合いを込めて紙漉をしています」と職人としての真摯な心意気が感じられます。和紙を使って新しいものを作るのではなく、長い年月で培ってきたその使い方を大切に守っていきたいそうです。
お問い合わせ
紙のさと|菊池 正気・大輔
常陸大宮市舟生90 TEL.0295-57-2252
五介和紙|菊池 浩
常陸大宮市山方1323 TEL0295-57-6647