こんにちは。ルートインGRAND太田駅前です。
皆様お月見はされましたか。先日の中秋の名月は見事な美しさでしたね。

さて、9月8日は二十四節気の一つ「白露」。
白露は草花につく朝露のことを指し、この時期になると秋を感じられるようになります。
夜になると、秋の虫が涼しげな音色を奏でてくれます。

日本人は小さい頃から、虫の声を愛でて夏や秋の夜を楽しんできました。しかし、この美しい虫の音を「声」として聴けるのは、日本人とポリネシア人だけだといわれています。
欧米人をはじめ多くの民族にとって虫の声というのは、ただ「うるさい雑音」なのだそうです。
あのセミの鳴き声も、外国の方々には夏の象徴とは認識されていないそうです。
映画などで、セミの鳴き声が効果音としてはいっているシーンは、日本人なら夏らしさを表現する演出として理解しますが、外国人にとっては雑音がはいった不快な映像でしかないとか…。

昔から自然と共生してきた、日本人独特の自然観。涼しげな音を聞いて風情を味わう文化が発達してきたのでしょうね。

そういえば、数年前の今頃。部屋の中に１匹の秋の虫が迷い込んで来たことがありました。
夜中に部屋を暗くして、うとうとし始めるとどこからともなく「リリリリ…リリリリ…」と小さな声が聞こえます。
この流れからして「あぁ……なんて風流なんだろう」「いつもよりよく眠れました」と続かなければ話が締まらないのですが、実際には『否』。……虫の声が気になって朝まで眠れませんでした。
寝室はちょっと……そんなもんです。まだまだ、「和」の心が足りませんね。

だんだんと涼しくなって夏の疲れが出る季節です。皆様、油断なさらずどうぞご自愛ください。