こんにちは。三井ガーデンホテル京都新町 別邸の伴戸です。

今回は、祇園祭の前祭（さきまつり）についてご紹介いたします。
7月17日は三大祭りのひとつである京都の祇園祭の前祭巡行が行われる日です。
京都では7月になると「今年も祇園祭の時期がやってきた！」と街中いたるところからお囃子が流れ、提灯が灯り一気にお祭りムードになります。

7月10日からは各鉾町（ほこまち）においてそれぞれ山鉾の組み立てが始まり、15、16日の夕方には四条通・烏丸通を中心に歩行者天国となり、出店がずらりと並びます。夜になると鉾の提灯が赤く灯り昼とはまた異なる雰囲気や迫力があります。

そして、いよいよ17日は祇園祭の前祭のメインイベントである巡行。
長刀鉾（なぎなたほこ）を先頭に前祭の鉾9基、山14基が各町を出て四条烏丸に集結し、祇園囃子も賑やかに所定のコースを巡行します。

山鉾は本来、疫病等の災厄をもたらす疫神を鎮めるため、依り代として鉾や山を作ったと言われています。今年は新型コロナウイルスの影響により山鉾巡行は中止となりましたが、ロビーに"北観音山"という山の模型を飾っておりますのでぜひご覧ください。

来年はまた鉾や山が京都を彩り、祇園祭の賑わいを皆様にお楽しみいただけるよう願っております。