クチコミ・評価

部屋

4

風呂

3

料理(朝食)

4

料理(夕食)

5

接客・サービス

3

清潔感

3

コストパフォーマンス

妥当

非常に奇麗に、立派にリノベされた宿泊施設です

次行程を考慮して宿泊地とした貞光は比較的大きな町であるにも拘らず魅力的な宿泊施設が中々見付からない中で唯一見付けた宿が折目邸遊懐でした。折目邸遊懐は築100年の商家をリノベーションした宿泊室数僅か3室の宿で、昼間は半田そうめんを提供する飲食店としても営業しています。立派な土塀で囲まれた敷地は非常に広く、リノベした宿泊施設以外にも連棟の古い大きな家屋が建っていますが、使用されてはいないようでした。敷地内には奇麗に手入れされた日本式庭園と出入口通路脇に小さな畑も有り、白菜等の野菜が育てられていました。リノベされた施設は立派な鬼瓦と高い水板が特徴的で、少し湾曲した屋根に葺かれた銀色に輝く瓦が非常に美しいです。屋内の柱や梁も非常に太く立派で、調度品も古いものが残されています。宿泊する部屋は2階にあって、各部屋にベッドが備わった構造ですが、廊下とは板戸1枚で隔てられただけで、少々プライバシーには欠けています。2階には共用の男女別の最新式のトイレと広めのユニットバスがありますが、洗面所が脱衣所内のみで利用し難い構造でした。1階にもトイレと洗面所がありますが、利用し難い構造でした。リノベしたオーナーは離れた町に居住し、宿の受付は女性で、基本的な説明はできるものの、こちらからの質問には時々窮してしまう様子が窺えました。宿泊日の夕食の提供は我々の1組のみで、1階の庭園を望み縁側に囲まれて大きな堀炬燵が備わった広い座敷で提供されました。料理は施設外から料理人が来て作っているようで、何らかの理由があって、現在は夕食提供のコースは停止しているそうです。貞光の町中には飲食店も少なく、閉店も早いので、外食も大変だそうです。提供された夕食は、品数は多くはないものの、地場料理を中心とした非常に美味しい料理で、福島白石の温麺の様な少し太めの半田そうめんもしっかりと堪能させて頂きました。朝食の軽食は1階の冷蔵庫に宿泊客分が用意されていて、自室か1階の共用スペースで摂ることができます。共用スペースにはトースターやレンジも備わっていて、朝食としては十分です。チェックアウトの際は受付が無人なので少々戸惑ってしまいました。非常に立派な施設ですが、宿泊施設としては民宿に分類される施設でしょう。