8月に入りましたが、ぐずついたお天気が続いております。
朝には晴れていても昼には雨が降り出したり、
朝には雨が降っていても昼にはからりと晴れ上がったりと、
気分屋の山の天候に翻弄されている界川治です。
一般的な「梅雨」は明けましたが、
実は日本には三月から十二月までの間、それぞれ「梅雨」が存在することをご存知でしょうか。
三月〜四月は菜種(なたね)梅雨、
五月〜七月は梅雨、
八月〜十月はすすき梅雨、
十一月〜十二月は山茶花(さざんか)梅雨、
と各時期に植物の名前が付いており、
これらはそれぞれ菜種、梅、すすき、山茶花が成長する季節であることから
この名前がつけられているそうです。
先人の美しい言葉選びに、自然と共存し雨を慈しもうとする心づかいを感じます。
人間にとって、特にご旅行時にはなにかと不便な雨ですが、
視点を変えれば、植物にとっては大切な恵みの雨。
界川治では、そんな雨の日にお越しいただいたお客様向けに
「お香づくり」と「雨の日文庫」を水車小屋にてご用意いたしております。
・お香を少量取り、包んでお持ち帰りいただく「文香」
五感が研ぎ澄まされる、と言われる雨の日。
雨音の響く水車小屋で、「音」と「香り」をお楽しみください。
・雨の日文庫
「晴れた日は外で働き、雨の日は読書して知識を蓄える」という意味の
「晴耕雨読」は日本の先人たちの知恵。
雨の日に関連した書籍を、選りすぐってご用意いたしております。
開催時間は、15時半から18時までの「青いてるてる坊主が居る間」!
水車小屋の入り口にかかった、青いてるてる坊主が雨の日コンテンツ実施の目印となります。
(雨がやんでしばらくすると、てるてる坊主は帰ってしまいます)
気分が沈みがちな雨の日ですが、
雨の日限定のちょっぴり特別なひとときを、界川治にてどうぞお楽しみくださいませ。