宿番号:378304
山陽ホテルのお知らせ・ブログ
温泉まんじゅう発祥のお店、伊香保温泉にある勝月堂
更新 : 2016/3/17 8:03
伊香保名物として皆さんに親しまれている湯の花饅頭ですが
売り出されたのは明治43年です。
その年は、前橋市で大博覧会が催された年で
伊香保・渋川間に電車が走り出しました。
「江の電」の払い下げ車両を使用した関係で
関係者が時折江ノ島に出張することもあったようで、
その時買って帰ったのが「片瀬饅頭」という江ノ島名物です。
この饅頭に関心を寄せた須田逸平さんが、
「伊香保にもこうした土産物があったほうがいい」
とまんじゅう作りを持ち掛け、
黄金の湯に似せた饅頭を作り上げたのが勝月堂さんです。
なんと創業100年の歴史があるお饅頭屋さんで
甘さ控えめ、皮が蒸しパンみたいにふわふわ。
数あるお饅頭屋さんの中でも一番優しい色で
まさに 黄金の湯の色です。
これが、伊香保の湯の花饅頭の初めであり、
全国の温泉饅頭の初めと言われています。
保存料などをいっさい使わない
伝統の味は伊香保のお土産として大変喜ばれています。