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    佐賀の歴史は水との闘いの歴史

    更新 : 2011/6/12 17:13

    雨がひどいので、こういう日は水害が発生するのでは無いだろうかとちょっと心配になります。
    佐賀の歴史は水との闘いの歴史であったのです。

    佐賀市を含め広く広がる佐賀平野一体は、元々干潟だった所を干拓して広げていった地域であり、海に近づくと海抜0m地帯が広がっています。
    かつては佐賀市街一体が広い湿原で覆われていたためで、かつては背振山地の縁沿いに人の住む世界があったようです。
    そのため、大和朝廷の国府であった肥前国府跡は佐賀大和のIC近くにあります。

    その後長い時間を掛けて干拓され開発が進んだ市内には、至る所に堀割が掘られ、縦横に水路が張り巡らされています。
    昔は柳川市の様に、この堀割を船が行き交ったりもしたんでしょうね。
    佐賀城の別名は「沈み城」と言いますが、これはいざという時、周囲の堀割を切って水を溢れさせ、水没地域を巨大な掘にしてしまうという非常手段があったためだそうです。

    こんな地域ですから、大雨が降るたびに水害が発生します。
    これは近年でもそうで、平成20〜22年には3年連続で大規模水害が発生しております。
    先ほど申し上げた通り、平野部は0m地帯で佐賀市の傍らを流れる嘉瀬川は天井川(川が堆積物で高くなり、地表より上になっている状態の川)となっております。一度氾濫すれば、水は行き場を失い長く止まります。
    市街の生活用水を確保しつつ、嘉瀬川の水量コントロールを行うために作られたのが「石井樋(いしいび)で、嘉瀬川を大量の水が流れている時にはここから分流した多布施川への水量をコントロールすることで水害防止をいたしました。

    それを防止するための水量調整のダムとして新たに嘉瀬川ダムが作られるまでは、水害防止のための水量コントロールの手段はありませんでした。(北山ダムはありますが、基本が発電用のため、そちらの用途が優先となります。)


    この雨ももしかして…と思っていたら、書き始めの頃は車軸を流す様な雨だったのが、今はもうほとんど降っていません。
    今の所大丈夫そうです。良かった良かった。

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