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ホテル龍登園のお知らせ・ブログ
当館から徒歩で初詣に行ける與止日女神社のこと
更新 : 2011/12/28 16:58
当館にお正月にご宿泊される方で、初詣に行きたい方にお勧めしておりますのが與止日女神社。
当館から歩いて5分強。嘉瀬川にかかる官人橋をわたってすぐでございます。
この神社、元をたどるとかなり昔に遡るそうです。
祀られております與止日女大神は豊玉姫のこととも神功皇后の妹とも伝えられておりますが、肥前国風土記には以下のような記述があります。
此の川上に石神あり、名を世田姫といふ。
海の神鰐魚を謂ふ年常に、流れに逆ひて潜り上り、
此の神の所に到るに、海の底の小魚多に相従ふ。
或は、人、其の魚を畏めば殃なく、
或は、人、捕り食へば死ぬることあり。
凡て、此の魚等、二三日住まり、還りて海に入る。
この記述から見えてくるのは水神、それも海の眷属を引き連れてくる海神としての姿です。
また、與止日女神社の縁起ではございませんが、この川上にはかつて荒ぶる神がいて旅人を囚えて喰らうため困っておりましたところ、この地に住む土蜘蛛(まつろわぬ民)の大山田女と狭山田女の二人が神託により、下田の土で人形や馬形を作って供えたところ鎮まったという伝説があります。
與止日女神社の本殿とされるのは川向こう、龍登園の後背に広がる巨石パーク一帯の山であったとされます。
人形や馬形…というのがなんとなく巨石群を想像させますね。
また、荒ぶる神を沈めたのが、自らもまつろわぬ民だった女性というのも與止日女をイメージさせます。
この地は、有史以来のパワースポットだったといえます。
新しい年を迎える日に、この地でお参りしてパワーを充電しませんか。
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