宿番号:378918
ホテル龍登園のお知らせ・ブログ
今日は「小寒」寒の入り 一年で一番寒い時期
更新 : 2012/1/6 15:05
いやー寒い。
佐賀・川上峡はとても冷え込んでおります。
手が悴んでキーボードも上手く操作できません。
本日は24節気の一つ「小寒」。
『暦便覧』によれば「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」とあります。
この時期から、最も寒くなる大寒を経て春分までの期間を「寒の内」といい、一年でも一番寒い時期となります。
こんな季節は、暖かい温泉が何よりの甘露。
当館では7日と8日のグルメバイキングを平日料金でご用意させて頂いております。
7日の夜には車で20分の富士運動広場で「鬼火焚き」も開催されます。
ぜひ、冬休み最後の週末を当館で暖かく美味しく楽しくお過ごし下さい。
しかし、これよく考えると不思議な説明ですね。
“陽気が起こって陰気に逆らう”から“益々冷える”?
でも感覚的にはわかります。
風呂釜が付いたお風呂をイメージするとわかりやすいかもしれません。
お風呂はほうっておくとどんどん温度が下がります。
ぬるいからと風呂釜に火を入れる。ここが「小寒」
しかし、点けた時点では風呂釜による温度の上昇より、冷めることでの温度の低下の方が強く、湯温は下がり続けます。これを昔の人は「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故」と表現したわけですね。
その後、徐々に湯温が上昇を続ける=暖かさが風呂内に蓄積されることで冷めるスピードに追いつき、やがて暖まるスピードと冷めるスピードが同じになる。
ここが「大寒」で、これ以上温度は下がらずここから上昇に転じます。
お風呂の場合ですと数分〜数十分の話ですが、巨大な環境系である地球の場合、その時間的ギャップも大きくなります。
また、海などが近い地域と内陸部ではその時間の量に差があります。
岩石や土は温まりやすく冷めやすため温度変化は早めです。
一方海や湖などは暖まりにくく冷めにくいため温度変化は緩やかです。
これはそれぞれの物質の温度を貯めこむ力の差で、この貯めこまれた熱量を比熱と言い「岩石より水の方が比熱が高い」というように表現します。
日本の場合は、海に囲まれ、森林も多い環境がこうした温度変化のギャップを大きくし、四季をより魅力的なものにしているということは出来るかと思います。
ともあれ、暦の上では今日から冬らしい冬に入ります。
皆様、お身体にお気を付けいただきながら、冬らしい冬をお楽しみ下さい。