クリスマスの深夜。

当時私は、ベットで寝ていたのですが、ふと目を覚ますと、ベットの近くに人影がある。
ナツメ球のオレンジの光の中ですから正確な色はわかりませんが、赤い服に白いフワフワの縁。
よくサンタのイメージにあるでっぷりとしたカッコウではなく中肉中背で、白い袋を背負っている。
顔は見えないが、白いひげずらっぽい。

で、ああ、サンタさんだと思った次の瞬間には朝。
手元には親から送られたプレゼント以外には特になく、外部から人が侵入した形跡も無いし、目撃証言も無い。
もちろん庭にトナカイの足跡やソリの着地した形跡も無い。

これが、私のサンタ目撃の状況です。
今でしたら親がサンタに扮して…というのは十分ありそうな気がしますが、ただプレゼントを静かに置くためだけにそこまでする親ではなかったですし、今のようにドンキホーテに行けばサンタのコスチュームがすぐ手に入る…という状況でもありません。
ただ、薄暗がりの中にいるサンタさんの姿は、網膜に鮮明に残っており、

なので、私にとってサンタさんとは「プレゼントはくれないかもしれないけど、肉の身は持たないかもしれないけど、どこかにいる」ものなのです。
「それでもサンタはいる」という記憶は、その後の私の心の糧、心の支えになってくれたような気がします。

そんな、体験を出来るプランがあったら面白いだろうなと思い、この度、クリスマスまでの期間限定で販売する事になりました。


名付けて「家族deクリスマス」プラン

このプランの味噌は、なんと言ってもプレゼントの手渡し代行の部分。

事前にお子様向けのプレゼントをご用意頂き、チェックインの際にお預け頂ければ、食後の時間、サンタクロースに扮したスタッフが、お部屋にプレゼントをお届けに上がります。

…ここ、こだわりとしては、お子さんが寝入るかどうかの端境の時間を狙い澄ましていけるとベストとは思うのですが、お子さんの眠りはタイミングが読めませんし、寝た所を起こすのもつらいので、食後の時間にさせて頂きました。

サンタ役には、恰幅の良いスタッフをキャスティングする予定です。


もちろん、このサービスを利用されない場合でも、このプランはご利用頂けます。
是非ご利用お待ちしております。