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越後長野温泉 嵐渓荘のお知らせ・ブログ
「山彦」書評(心に残る物語)
更新 : 2016/2/4 16:58
記録的小雪の冬ですが、ようよやくまとまった雪が降りました。
ベテランかまくら師により庭の“かまくら”が完成しました。
2月“かまくら月間”にぎりぎり間に合いました。
ここから一ヶ月、夜の雪灯り演出のシンボルとして溶けないでいてください。
さて、今回は本をひとつご紹介いたします。
「本」といっても紙の本ではありません。
「電子書籍」です。紙では出版されていない電子の本。
気鋭の新人作家、新潟文楽工房ことヤマダマコトさんの作品『山彦』です。
出会いは偶然。Twitterに嵐渓荘についての書き込みがあったのを発見。
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新潟文楽工房ヤマダ @niigatabungaku
まさか、山彦の緑風館のモデルになっていた下田の嵐渓荘が山里亮太のお気に入りだとは
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このつぶやきが気になって調べていくと、
新潟を舞台にしたサンカ小説『山彦』の反応
というまとめ記事に至り、自己出版作品に嵐渓荘がモデルとなった宿が登場するらしいと知る。
Amazonでさっそくダウンロードして読んでみました。
↓↓↓↓↓ 「山彦」書評 ↓↓↓↓↓
まず、上巻の表紙が「雨生の大蛇祭り」です。八木ヶ鼻を背景に私たちの祭りです。「あれ、これは誰が姫したときだ?」とそこがまず気になりました。
空の感じと後ろにのってる男性の右腕の筋肉の感じからするとこれは2012年の祭り。表紙を拡大してみると姫さんの顔はアイコラしてあるようです。
ふむ、と唸りながらページをめくりました。
小説の冒頭は加茂市からの粟ヶ岳登山道にあるビジターセンターからはじまります。夏の暑い盛りに草刈りをする老人が登山客向けの水洗トイレについて思案する風景。地元の地名や施設がそのままストレートに登場するので、地元民として面白く読み始めました。
でもまあ自己出版の作品ですから、申し訳ないけど作品自体はそんなに完成度高くないんだろう?と予想していました(失礼!)。
読み終える頃には、しかしそんな不遜な先入観があったから
なおさらかえって大きな感動をもって本を閉じることなるわけです。
※続きは 嵐渓荘ブログ(公式HP)でご覧いただけます!
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