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越後長野温泉 嵐渓荘のお知らせ・ブログ
羽生善治永世七冠誕生おめでとうございます【Part1】
更新 : 2017/12/8 15:17
羽生善治永世七冠の偉業達成が
テレビやWEBで連日報道されています。
その偉業の一部分に関わることができました。
なんとも誇らしいことであります。
嵐渓荘で開催されたのは竜王戦第四局でした。
羽生棋聖が勝てば永世七冠に王手がかかる戦い。
また、渡辺竜王が勝てば三局からの連勝となり
シリーズの潮目を変える注目の一局でした。
※対局の様子は将棋連盟さんの公式サイトに詳しく掲載されています。
前夜祭の両棋士への花束贈呈は少年棋士が行いました。
嵐渓荘で戦われた竜王戦第四局は
「名局」と評判が高いようです。
特に終盤の勝者羽生棋聖の天才的な寄せは
素人の我々にもよくわかる凄さでした。
≪≪嵐渓荘ブログ(公式HP)にて棋譜をご覧いただけます≫≫
先手早囲いの相矢倉にはじまり、
一日目、渡辺竜王の封じ手は(41)▲2四歩。
予想されていたのは▲6五歩や▲6八飛だったので、
2日目朝に封じ手が開封されると、
「意外そうな様子で▲2四歩が指された盤面を見つめていた羽生は、
少しして封じ手用紙に視線を移した。
関係者が退室すると、前傾姿勢になり脇息を引き寄せる。
羽生が勝負どころでよく見せる所作だ。」(将棋連盟Live)と、
ここで羽生棋聖は33分かけて応じます。
その後、羽生棋聖の(52)△7二飛がターニングポイントとなる一手。
森内九段(ニコ生解説)は攻め合いを選択した強気の好手と絶賛していました。
「先手番で前例が少ない相矢倉でしたが、
6筋7筋の歩がいない矢倉は薄いので不本意な展開でした。
△72飛を見落としていて、そこから苦戦を意識(2日目昼休)」と
渡辺竜王はBlogでその時のことを振り返っています。
そこから(58)△3四角打など羽生棋聖のスキ無く留まり無い攻めが続きます。
そして、運命の(76)△6六飛。
羽生棋聖が解説者の方達の予測、
さらにコンピューター予測を超えた一手。神の一手?
このときの予想では△5六飛が有力だったが、
なぜ△6六飛としたのか?という質問に、
「△5六飛は▲3四銀のときにいい手が見えなかった。
本譜は仕方ないと思った」と、羽生棋聖は局後の感想で答えてられます。
【Part2】へ続く──。
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