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宿番号:379506

泊まれる料亭。最高級の食材による頂点を極めた懐石料理をご堪能。

ハイクラス

湯河原温泉
電車の場合JR東海道本線湯河原駅よりタクシーで約10分、お車の場合西湘バイパス石橋ICより35分

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    元首相・細川氏も湯河原に魅了

    更新 : 2012/7/25 10:04

    湯河原には、昔から多くの文化人や政界の方が訪れました。今も政界の方に限らず、様々な分野でご活躍されている方が静養を兼ねてこの地を訪れます。元政界の人で、文化人である元首相の細川護熙(ほそかわ もりひろ)氏もその一人。氏は、「自分の時間を長閑(のどか)に静かに過ごす」という事が湯河原の暮らしの基本だと自筆に記しています。

    三十年近い多忙を極めた政界時代より、西行や良寛に惹かれ、鴨長明や吉田兼好を好んだ影響もあってか、日を追って閑居(かんきょ)という思いに憧れ、六十歳を機に母方の祖母が残した家屋に居を移しました。(母方の祖父、近衛文麿氏の保養地であった。湯河原の湯の成分が傷を治すのに最も適していた事からここを選ぶ)現在は陶芸を中心に書もたしなみながら、自身ならではの静かな生活を送られています。ここでの贅沢は、「朝となく夕となく、鳥の囀りや藤木川の水音が聞こえる事」なのだとか。湯河原の良さはなかなか上手に伝えられないものですが、氏のような方が心から気に入って暮らしていると思うと、湯河原という町が特別な町のように感じてなりません。

    ところで氏が陶芸をするに至ったのは、友人の個展を見に行った事がきっかけだったとか。それから幾人もの作家の下、弟子入りや厳しい修行を何年も重ね、最後に師事したのが信楽(しがらき)の杉本貞光先生であり、師は大徳寺の最高顧問・立花大亀(たちばなだいき)に目をかけられ人だという。

    やきものを作る当初からの目標は、「長次郎(ちょうじろう)」のような黒い「楽」を作るということ。故・立花大亀老師が、「いつか茶を喫む時は、やっぱり長次郎やなぁ。ほかの茶碗はいらん」と言っていた影響もあるようです。氏の作品は驚くほどの美と力強さが織り交ざり、見るものを圧倒いたします。誰もが納得し、それは「生まれ持ったもの」や「幼少より芸術品に触れる機会が多かった」事もあると言われていますが、やはり思うに一般の人とかけ離れた特別な人物であるという事を感じずにはいられません。氏の作品は湯河原に「人間国宝美術館」があり、そこで閲覧する事が可能です。こちらにお越しの際は、ぜひご覧ください。

    ※長次郎=、安土桃山時代を代表する陶芸家。楽焼の創始者。
    ※楽=日本の伝統的な陶器の一種。
    ※立花大亀=京都大徳寺の最高顧問であった。海石榴と深い縁があり、館内及び客室の掛け軸はすべ て立花大亀老師のもの。

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