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萩の宿 常茂恵のお知らせ・ブログ
雲丹と海胆、どー違うの?(゚_。)?(。_゚)?
更新 : 2008/6/30 17:04
夏の高級食材、旬の美味「ウニ」。
漢字変換すると、「雲丹」「海胆」「海栗」と出てきますよね。
この漢字の違いご存知ですか(*^-°)
ウニは生きていると「海胆」、加工すると「雲丹」と書きます。
また、ウニ綱棘皮動物の総称を、「海胆・海栗」と書くそうです。
もともと、「雲丹」と言う字は中国渡来の言葉で、栄養価の高い保存食品を、医食同源の古代中国では薬と見なし、それを「雲丹(うんたん)」と称していたのだそうです。
日本に「雲丹」の名称が伝えられ武家政権が起こった頃から、武士が戦場に携帯する《戦時栄養食》を「雲丹」と言うようになり、その原料は、塩漬干燥して摺り潰し丸薬ふうに仕上げた、「鳥の肝」「子持ちの沢蟹」「海胆」だったそうです。
戦場携帯の習慣が無くなった江戸時代からは、通人の高級珍味として、また、労咳患者(結核)の療養食としても珍重されたのだとか。
明治以後、西洋医薬が移入されると、薬としての「雲丹」は次第に廃れ、珍味としての海胆が「雲丹(うに)」と書かれるようになり「雲丹」の字を独占し、生の状態を「海胆、海栗」、塩漬けされたものを「雲丹」と表記されるようになったそうです。
昔は「雲丹」と言うと、薬のことだったんですね〜(*^ω^*)
ウニの主食は、昆布やホンダワラ等の海草類。
ということは、ウニを食べることは上等の磯の味を食べることになります♪
「綺麗な花にはとげがある」と言いますが、旬の美味にもとげがあるんですね〜ヾ(≧∇≦*)
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