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萩の宿 常茂恵のお知らせ・ブログ
萩の郷土料理「いとこ煮」
更新 : 2008/11/22 8:40
今日は、萩の郷土料理「いとこ煮」をご紹介いたしますヽ(^▽^@)
「いとこ煮」は、四季を通じて冠婚葬祭はもとより、なにかの催し
ごとのあとの宴席には、欠かせない料理です。
「いとこ煮」の名前に由来は諸説ありますが、いろいろな材料を
おいおい入れていくことから、「甥と甥でいとこ同士→いとこ煮」
というようになったという説、長州藩主・毛利公の遺徳をしのんで
付けられたという説があるようです。
私が聞いた説は、冠婚葬祭など親戚が集まる際に食べられることが
多いのでいとこ煮と名付けられた、というものだったと思います。
いとこ煮で面白いのは、なぜか同じ山口県内でも地域によってかなり
異なる、ということ。汁気のあるものもあれば、全く汁気のないものも。
ただ、「小豆」と「白玉団子」を用いることだけは共通しています。
日本海側の萩地域で作られるものは汁気が多く、瀬戸内海側では、
汁気がなくなるまで煮詰めるそうです。
萩のいとこ煮は、一見すると「冷めたしいたけ入りのぜんざい」の
ようなのですが、甘くありません(^口^;)
ぜんざいと思って食べると「だまされた!Σ( ̄ロ ̄lll)」と思われ
るはず…
だしで、小豆・しいたけ・かまぼこなどを煮ているので、甘みよりも
ほんのり塩味というか、おダシの味があります。
イメージ的には、「すまし汁」のような感じでしょうか?
萩市内でもいとこ煮を出されているお店は限られます。
お問い合わせは、【萩市観光協会 0838-25-1750】まで\(´▽`*)