宿番号:380280
萩の宿 常茂恵のお知らせ・ブログ
吉田松陰と井伊直弼
更新 : 2009/2/19 17:52
先日、彦根の商工会議所の方々が、松陰先生について勉強されたい、
ということで、当館にご宿泊され、講師の方を呼ばれ勉強会を開かれ
ました。
そして、彦根商工会議所の方からフロントスタッフへの質問
「井伊直弼のことを萩の方は、どう思われているのでしょうか?」
へっ( ・◇・)?(・◇・ )
頭の中に?マークが乱舞…。
「別になんとも思っていませんが??」というのが、正直な感想。
ですが、よくよく考えてみると、吉田松陰が処刑された「安政の
大獄」を行ったのは、幕府の大老だった彦根出身の井伊直弼や
老中の間部詮勝だったんです。( ̄ロ ̄|||)
幕末の歴史(それ以外の歴史も)について、勉強不足なため、
まったく気付きもしませんでした。
井伊直弼は日本を開国し、新しい時代の訪れに灯をともし、吉田松陰
は、武士中心の社会から、平等な社会作りへと時代を導く土台を作り
ました。
そして萩では、吉田松陰について勉強する際、「昔、吉田松陰っていう
偉い人がいたんだよ」という教え方ではなく、「松陰先生が遺した言葉
についてみんなで勉強しましょう」というように教えられるため、今も
吉田松陰は、萩で教育者として生きています。
だから、萩の多くの方々は、「吉田松陰」ではなく「松陰先生」と呼ぶ
のでしょう。
そんな背景があるから、萩では彦根や井伊直弼に対して変な恨みの念?
みたいなものがないのかな〜と思ったりする今日この頃です。
今年は、松陰先生が亡くなられて150年。
そして、日本が開国して150年。
彦根のひこにゃんに負けないよう、萩も頑張っていかないといけないです
p(*´∇`*)q