〜和モダンに憩うひととき〜
　ベッセルホテルカンパーナ京都五条でございます。

さて、本日は、「続・帰ってきた【泉屋博古館】近代の美術、もうひとつの在り方」展についてご紹介させていただきます。こちらは、今年、開館65年目を迎える泉屋博古館の「リニューアル記念名品展�U」と題して開催されている美術展です。

【泉屋博古館】の読み方は「せんおくはくこかん」。泉屋（いずみや）は、江戸時代の住友の屋号。博古は、古（いにしえ）に博（ひろ）く通じるの意味で中国の青銅器図録にも題されたそうです。

住友家が収集した中国古代の青銅器、ならびに、およそ３５００点もの東洋の美術工芸品を保存・公開する美術館です。

すでに終了した�T期は、不朽の住友コレクションより、紀元前から１９世紀まで幅広い年代の作品が紹介されておりましたが、�U期では、近代美術を中心に、展示会場を彩った作品、住友家の邸宅を飾った作品、そして、文人たちの交流によって生み出された作品など、魅力あふれる名品の数々に出会うことができます。

なお、国内外で高く評価されている、いわば、泉屋博古館の主役でもある「青銅器館」も、「ブロンズギャラリー　中国青銅器の時代」と称し、合わせて公開されています。

また、中庭から続く東山の借景は素晴らしく、この周辺が足利義政の別荘地候補だったという説もあるそうです。
さらに、美術館前には、１１代小川治兵衛が作庭し、「泉屋博古の庭」と命名された庭園もあります。

ぜひ、皆様もこの機会に「泉屋博古館」へ足を運んでみては、いかがでしょうか？

＜開催場所＞　泉屋博古館　京都市左京区鹿ケ谷下宮ノ前町２４
＜会期＞　展示は、２０２５年８月３日（日）迄　
その他の詳細につきましては、ホームページ等でご確認の上、お出かけください。
（会期中、一部の作品は、展示替えが行われるそうですので、ご注意ください。